昨年の11月にとりあえずTOEIC対策をやって受験しました。その当時はリスニング対策を全くやっていない状態で受験しました。
この頃から僕のTOEIC対策における一番の関心事は「リスニング力を上げる方法」です。
これが手元のテキスト(TOEIC対策特急シリーズ)とか、僕が参考にしたTOEICで短期間で成果を上げた人の本でもあんまりちゃんと書かれてなくて、ずっとモヤモヤしていました。
スポンサーリンクリスニング力って特殊能力に感じた
これは前も書いたかもしれませんが、リスニング力って特殊だと思うんです。
accountという英単語があります。
日本人的にはユーザーアカウントのアカウントという意味が一番馴染みが深い。
でも、TOEICでは顧客や銀行口座、(割合)を占めるなんて使われ方をする。
これは知ってしまえば、ふーんとなる。日本語訳が暗記できてなくても、ユーザーアカウント以外の意味があったなーとか思えるようになる。
でも、リスニングはそうはいかない。
NHKラジオの基礎英語なんて単語は全部知っているけど、聞き取れなかったりする。
英文スクリプトを読んで繰り返し聴けば聴き取れる。でもそれって意味あるの?
もちろん1回聴いてわからなければ英文スクリプトを読んで何回も聴けば、だんだと聴き取れるようにはなります。
聴きながら意味も理解できるようになる。でも、それって意味があるの?って思ってました。
アメリカ人のトランプさんと話をすることになりました。
でも、彼がこれから話す話には英文スクリプトは存在しないし、繰り返し聴くことはできない。
やっぱりリスニング力は特殊能力に違いない……なーんて考えてました。
日本語を聞き取る時にも経験を使っている
英語が聴き取れるということはどういうことなのか。
それを繰り返し考えている中でふと思ったことがあります。日本語を聞き取るとはどういうことなのか。
レジの列に並んでいるとします。
その時に聞こえる話し声としては、「お会計700円になります。」「300円のお返しです。」こういったものでしょう。
もしくは顔なじみで「最近は大分温かくなってきましたね。」なんて会話かもしれない。
でも、こんな会話が聞こえたらどうですか?
「憲法9条に自衛隊は反していると思うんです。」
「金融緩和政策が続けば良いけど、安倍さんが辞めた後はどうですかね~」
一瞬意味がわからなくなると思いませんか?日本人なので言葉は一応入ってくるでしょう。でも、へ?どういう意味?ってなると思いませんか?
つまり僕らは日本語のリスニングも経験を利用しているのだと思います。
会話の前後やシチュエーションから聞き取れない言葉を自然に補っている
僕ら日本人同志の会話も全て明確に聞き取れているわけではないと思います。
会話の前後やシチュエーションから聞き取れない言葉を自然に補っているので、「え?聞き取れない。意味分らない」とはならないのでしょう。
日本人として生まれて意識的にせよ無意識的にせよ、日本人としての経験が無数に積み重なったから全て聞き取れなくても聴けるようになる。
これを意識するのは新しいアルバイトを始める時ですね。
仕事というのはその現場ごとに色んな専門用語があります。言葉の元の意味ではなくて、その現場特有の意味づけをしてたりする。
僕はフリーターで職場を転々としているので、最初は交わされている言葉がさっぱりわからないんだけど、慣れていくと意味がわかってくる。
経験を詰むと聞き漏らしも無くなる。
経験を使ってリスニングをしているなら繰り返し学習には意味がある
さて、話をTOEICに戻します。
TOEICで扱われるリスニングにはパターンがありますよね。病院の予約だったり、ケイタリングサービスに関するものだったり。
これをTOEIC公式問題集や特急シリーズのパート3,4問題集を繰り返しやることによって、パターン慣れしていきます。
するとやっぱり聴き取れることが多くなる。
「病院の受付からの電話だ。これは予約に関する話だな。」なんて身構えることができると、回答に関するところだけでも抑えられたりする。
12月ぐらいはパート3、4の問題集を繰り返しやっても、さっぱり力が付いている気がしなくて五里霧中だったんですが、公式問題集を解きはじめた1月ぐらいには繰り返し学習の効果を少し感じられるようになりました。
まとめ
上にも書いてますが特急シリーズのリスニングテキストや、僕が参考にしたTOEICを短期間で攻略する本にもリスニング力を上げる方法に関して記述がはっきりしないのは、「繰り返しやってりゃわかるから!」というものなのかなと今は思ってます。
でも、それって僕にとっては詳しく書いて欲しい項目だったし、自分としてはTOEIC攻略の最大の壁に感じてたことなんですよねー。
上にも書いたようにリスニング力は特殊能力に感じてましたし、何より学生時代には苦しめられましたから……。
一応現時点ではTOEICのリスニング力を上げる方法としては、繰り返し公式問題集や特急シリーズなどでパターン慣れすることというのが僕の結論です。
今回はリスニング力を上げる方法についての僕の葛藤を書きました。こういうのってメモっておかないと、喉元過ぎれば熱さ忘れるの例えにもあるように忘れがちなんですよね。
コメント
私も知りたかった!
とても有益な情報ありがとうございます。シャドーイングとかをするときの葛藤って、「聞き取れるようになったんじゃなくて覚えたんじゃないか」ですよね。
覚えたらそりゃ聞けるし、新しい所をやるとまた聞けないしで、正直やって本当に意味があるのかなぁとか思ってしまいました。
次回TOEICまであと10日しかありませんが、そこまでにやれなかったとしてもその次のTOEICで公式問題集の聞き込みをやってから臨んでみます!
久原さん
コメントありがとうございます。
>覚えたらそりゃ聞けるし、新しい所をやるとまた聞けないしで、正直やって本当に意味があるのかなぁとか思ってしまいました。
そうなんですよね。新しいものにチャレンジし続けるのが良いのかとも思ったり……。
とりあえず僕は正しいのかはわからないんですが、パターン慣れと繰り返しで何とかTOEICに関するリスニング力は上がってきているっぽいんですよね。
なので公式問題集に繰り返し取り組むのはおすすめです。次回頑張ってください!